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忘却の部屋 レミューリア

現代遊戯王で役に立たない事ばかりを書き並べたブログです。

【アニメ史に残る黒歴史】遊戯王アークファイブを完走した感想

3年続いた遊戯王ARC-V色々な意味でめでたく最終回を迎えました。製作陣の方々、視聴者の方々、色々な意味でお疲れ様でした。私もなんとか全話見届けることができました。そういうわけで、全話通した感想です。お察しの通りほぼ100%批判です。
 

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↑ 今作を観てファンからアンチへ反転した一般男性の図 ↑

 

 以前の私はこのような記事を書いていました。

 

lemuria248.hatenablog.jp

 

記事タイトルでお分かりの通り、私はアークファイブに対しては否定的な意見を持っていました。「いました」といっても、結局最終回を迎えた今でもこのマイナスイメージが払拭されませんでした。

何故マイナスイメージを持っているのか、という理由に関しては先ほどの記事やニコニコ大百科の問題点まとめ記事、その他様々な場所で語られている通りのものと相違ないです。というかニコニコ大百科に全部載ってるんで、ファン・アンチ関係なく全員この記事を読んで問題点を認識すべきだと思います。そのうえでファンならファンであると言ってもらいたいレベルで良くまとまっています。とまあ、正直ここで挙げられた批判点のほぼ全てに同意してしまいそうなほど、この作品は粗末な出来であったと思います。ですがやはりなんといっても、「描写不足すぎて妄想で補わなければならない部分が多すぎる」「遊戯王そのものを馬鹿にしている」という個人的に特に気になった点は最後の最後まで変わらないままでしたね。

 

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散々遊矢を叩いておきながらいつの間にか遊矢を認めるようになったシンクロ次元住民の唐突な心変わりに始まり(その前からあったのかもしれませんが私が違和感を覚え始めたのはこのあたりでした)、カイト、ユーリ等どんどん心理描写が雑になっていった気がします。

たとえこの描写不足が「視聴者に考えさせる余地を残す」目的だったとしても、妄想するには限度がありますからね。以前のTwitterでも「この描写にはこういう考えが含まれてる こんなのも分からないような奴はダメ」みたいなのでアークファイブの描写不足を擁護してアンチを批判しているツイートが見られましたけど、どうしてそこまで無理にでも良い解釈をして狂信できるのかと不思議になりました。

また、元々遊矢とユート・ユーゴ・ユーリが一つだったとして、最終回1話前で遊矢とユーゴが初対面、ユーリは謎の心変わりって本当におかしいと思うんですよね。あのクッソ長いシンクロ次元の1年間を通して何故ユーゴと絡ませられなかったのか?そこまでファイブディーズのキャラや似たような舞台で時間を潰したかったのか?本当に滅茶苦茶ですね。

 

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アクションデュエルも最初から最後まで多くの人に受け入れられることなく終わってしまいました。最終回のアレに至ってはカルタ取り大会・ビーチフラッグなどと呼ばれる始末。遊戯王として見なければ(ついでにストーリーにも目を瞑れば)良く動く良いアニメと判断できたのかもしれませんが、これは遊戯王のアニメですからね。シリーズ5作目、20年ものキャリアを重ねたアニメ、更には過去作要素をふんだんに盛り込んでしまったこの作品で遊戯王そのものを嘲笑うかのようなアクションデュエルでは視聴者も納得できないでしょう。

 

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また、個人的に腹が立つのがズァークの扱いです。アークファイブの全ての元凶であるズァーク、デュエルはランサーズたちの度重なる乱入で休む間もなくボコられ続け(主人公が介入する余地なし)、最後はぽっと出のクソアマにやられて終わり。主人公が直接手を下したわけでもないままズァーク戦の決着が着きましたが、その後の世界リセットという展開から「おっ今度こそ主人公がズァークを笑顔にするんだろうな!?」と考えていました。

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しかし、ズァークは赤ん坊の零羅の中に入れられ、いつの間にか「零羅を笑顔にしなきゃズァークもやばい(←???)」となり、最終的には零羅が笑顔になりこんな始末。

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これがラスボスの扱いですか?直接ズァークが笑顔になった描写無いんですけど?世界が滅ぶ危険因子なのに何で「笑顔になっただろう」という仮定で済ませられるんですか?本当に意味が分かりません。

またズァークだけでなく、バレットやロジェ、セルゲイ、サンダース教官といったアカデミアの強敵も、笑顔にすることなく遊矢以外に撃破させ、退場させています。遊矢がしたことはまさに、「デュエルでみんなに笑顔を」ではなく「デュエルでみんな(自分の意見を理解しようとしない奴を除く)に笑顔を」と言っているかのようです。現実的にはそうなるのは致し方ないのかもしれませんが、アニメという作り物の世界でそんなリアリティを求めている層がどれほどいるのかって話です。

 

……と納得できない点はだいたい既出と思われるので抑えようとしたのですが、我慢できずついつい長く書きすぎてしまいました。すみません。

 

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「自分で納得できない展開だから駄々をこねる子供やクレーマー」のように見えてしまうかもしれませんが、実際問題このような展開に納得した人が多かったらここまであちこちで燃え上がることもなかったと思うんですよ。それこそあえて王道を外したかのような実験的展開にするんだったら、無難な王道展開を貫き通していても良かったと思うんです。まぁ王道を外す外さない以前にまずはシリーズ優遇をやめて心理描写を上手く描けるようになってから作品を作るべきでしょうけど。

 

最後に、以前私はTwitterのまとめで「何故アークファイブは失敗したのか」というtogetter記事をまとめました(トップ記事にリンク済み)。Twitter上でもやはりシンクロ次元編あたりから不満を抱く視聴者たちが現れ始め、今となっては大半の人が嫌になっているように見えてしまう始末です。更にはシリーズファン同士のいざこざや、ファンやアンチを装ったただ騒ぎたいだけの救いようのない馬鹿人も増えたような気もします。このような遊戯王界隈全体にまで及ぶ嫌な空気はニコ生アンケートや動画配信コメントにも表れており、純粋なファンの肩身がとことん狭くなってしまいました。

 

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これは拾い物のアークファイブのニコ生アンケート結果一覧の画像なのですが、シンクロ次元後期からどんどん低評価で埋め尽くされています。騒がれる前でもこれってクイズ回は本当に酷かったんですね。 これにより、純粋に楽しむファンがコメントをオンにして楽しめなくなっています。まとめブログ等で触れられてからは更にヒートアップし、いつしか「とりあえず面白いから5だけ押して最低評価を更新してやろw」という目的にすり替わっていた人もいたような気がします。しかし、そんな中でもつい先日のデニス戦では、

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と、このようなアンケート結果であり、ちゃんと面白い物を面白いと正当な評価を下せる人はまだニコ生にも居たということなんです。遊戯王に限りませんが、アンチがアンチになるのに理由は必ずあるわけで、この作品に関しては「期待を最悪の形で裏切られた」という理由から嫌いになった・納得できなくなった元ファンがアンチになってしまったケースが多いと思います。

かくいう私もその一人であり、1年目は「シンクロ未使用のまま終わったゼアルとは異なり、様々な召喚法がクロスオーバーした作品」「アカデミアやハートランドといった過去作要素も混じり合った作品」といった期待を煽る要素に綺麗に引っかかったわけです。ですが、シンクロ次元編はその期待を見事にぶち壊してくれて、その後も酷い展開のオンパレードであのような記事を書くに至ってしまいました。

アニメでもOCGでも楽しい遊戯王はもう戻ってこないのかと悲しくなり、先ほどのtogetter内で発言していた私のTwitterアカウントは削除してしまったのですが、最後の最後までそれが覆されなかったのは非常に残念であり、悲しく思います(OCGはここで挙げられている問題とは別ですが)。同じ思いの人はきっと他にもいるでしょうし、よっぽどでなければアークファイブのファンもアンチも「遊戯王が好き」という共通認識はある(あった)はずなんです。「デュエルでみんなに笑顔を」をモットーにしたこの作品で、現実の遊戯王好き同士の溝が深くなりすぎたのは皮肉にもほどがあります。

 

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アニメはともかく、OCGに関してはもう私が積極的に触れることはないと思いますが、ヴレインズ移行に伴い何故か初代ロゴに戻ったのと合わせて、またヴレインズ製作陣も古参スタッフを迎え入れたのと合わせて、良い意味で原点回帰して楽しい遊戯王が戻ってくるのを、また二度とアークファイブの悲劇のようなことは繰り返すことのように願っております。